コミックバトンなるものが、「退屈日記」の伽織(カオル)さんと「PLUS+NEKO」のちいさんから同時に回ってきました。
☆あなたのコミックの所持数は?
軽く100冊くらいはどこの家にもある気がしますが…。
☆今、読んでるコミックは?
す、すみません。最近、読んでません。
新聞連載の「ののちゃん」(いしいひさいち)と「地球防衛家のヒトビト」(しりあがり寿)があった!
☆最後に買ったコミックは?
諸星大二郎の「栞と紙魚子」シリーズ。
モロさんのマンガの中では異質です。でも大好き。
☆よく読む、または思い入れのあるコミックは?
「サイボーグ009」石森章太郎
当時は「石ノ森」じゃなかった。
衝撃的というか、これ見て「漫画家になろう」と思った。小学校3年生でした。
連載は「少年キング」。それから「サンデー」「マガジン」と移ったのかな。最後は「神と戦う」という壮大な物語になって、未完。風呂敷を広げすぎた感があります。収拾が付かなくなったみたいな。
主人公の島村ジョーの「半機械人間」の悲哀が胸にきました。「影のある主人公」が好きなのは、ここが原点。
「リボンの騎士」手塚治虫
これは小4でした。少女フレンドから増刊号として総集編(前後編の2冊)が出たんです。どうしても欲しくてお小遣い前借りして本屋に走った記憶が…。
この本も、実家の引っ越しでなくなったと思うと…とても悲しい。うちに持ってくればよかった。
サファイヤ姫が男になったり女になったり。アニメもありました。
のちに、宝塚とか、とりかえばや物語、ジェンダー、などなどに興味がわいた、これも原点。
「オレのきらいな暁三(あきぞう)へ」もとやま礼子
もとやま礼子といえば、コメディーなんだけど、これはシリアスな短編です。
「暁三」は「あきみ」という女の子。でも弟の勝は「あきぞう」と呼んでいて…。大人になる前の思春期の不安定な感情、なんたらかんたら、そんな通り一遍の説明はいらんですね。なんとなく好きなんです。秀逸。途中にある「原爆後の被災者1人1人の口に梅干を含ませたおばあさん」の話もとってもいい。
もちろん「墓場シリーズ」とかのコメディーも好き。
「訪問者」萩尾望都
これは「トーマの心臓」の続編というか、脇役のオスカーの生い立ちなんだけど、最後の2ページで不覚にも泣いてしまいました。
萩尾さんはどの作品もよい。なんたって「ポーの一族」を雑誌連載当時から見てた世代なんで。
でも、家にあるのは「トーマの心臓」「ポーの一族」「百億の昼と千億の夜」「スターレッド」「マージナル」「メッシュ」ぐらいです。
「青い空を、白い雲がかけていった」あすなひろし
去年でしたか亡くなられましね。昔から変わらずに絵がとても上手かった。この作品には「おつかいに行く猫」が出てきます。
その猫にまつわる話が、可笑しくもあり、悲しくもあり、素晴らしかったです。
「暗黒神話」諸星大二郎
すみません、これで6作品になってしまいました。
どうしてもはずせません。
とりあえず「暗黒神話」を上げてみましたが、どの作品も大好き。
聊斎志異(りょうさいしい)を下敷きにしたシリーズなどの中国もの。日本古代もの。マッドメンシリーズ。SF。全部そろえているといいたいところですが、「西遊妖猿伝」や「生物都市」の入ってる朝日ソノラマの単行本…など、抜けてるものも多い。
☆バトンを渡す5人
5人!
…もいないです。
で、次は「ひまつぶし」のえつこさんに、お願いします。