クリスマスです。
クリスマス・イブ。
昨日も忙しかった。
裏で、相方ちゃんのケーキの仕分けを手伝ってると、呼ばれる。
呼ばれる?
はい。
レジに入ります。
その繰り返し。
バタバタした。
そして、今日。
クリスマス・イブ。
当然、予約のケーキも今日が多い。
朝、いつも通りパンの品出し。
それから。店頭販売のケーキを並べた。
店頭半場は昨日からやっている。
昨日は売り場から作った。
今日は、ケーキを並べるだけ。
その間に、相方ちゃんは今日来たケーキのチェック。
店頭販売分と予約分を分けなければならない。
そこからが大変だった。
いつものパンの見切りもできなければ、2便のパンも売り場に出せない。
ひたすら、裏の在庫置き場で、ケーキの仕分け。
いつもウルサイ取引先の業者さん。
今回も、20個くらいのケーキの領収証を「3枚に分けて書いてくれ」と。
「仕方なく頼まれてケーキを買っている」って、気持なんだろう。
そこはこんな小さいスーパーなんだから、おたがい様だと思うんだけど。
そして、なぜだか、いつもそこのケーキでちょっとしたミスしてしまう。
もう鬼門です。
イチゴが足りない。
1個ずつレジで精算してほしい。
(消費税のせいで、端数が違ってくるから)
配らないといけないからパン箱貸してくれ。
などなど。
今年はサンドイッチの盛り合わせを持って行くのを忘れた。
私のミスです。
入れ忘れ。
あとから取りに来るというので、そん時はしっかり私が謝ろうと思っていたら、それどころでなくなった。
そんなケーキだらけのパンの在庫置き場。
(人が通る通路の一角です)
そこにK部長が通りかかった。
挨拶だけで通り過ぎ、
すぐに戻ってきた。
「店頭販売、あそこじゃなくて、どうして催事場を使わないの?」
「あの場所を使うように言われたんで…」
そう言いながら、相方ちゃんは売り場へ。
そのあとで、社員が私まで呼びにきて、
みんなで店頭販売の売り場の大移動。
どこへ?
催事場です。もちろん。
みんながケーキを並べてる間、
ディスプレイ用の金モールが取れたので、せっせとそれを手直ししてたら、
部長「Oさんとパンの品出しとかするの、10年ぶりくらいだな」
私「はい」
前にも書いたけど、
私が知ってた頃のK部長は、デイリーのチーフだった。
ここのスーパーじゃなくて、別のスーパーだけどね。
私は商品出しだけのパートで、パン売り場担当だった。
その頃と、まったく変わらない人なつっこい笑顔と態度。
そうはいっても、ここで部長にまでなってるんだから、
厳しい面もあるはずだ。
ふたたび、ケーキの仕分けに戻った相方ちゃんと私。
あまりの多さに部長がちょっとびっくりした表情。
私「この店のケーキの数量が、全店で1番多いんよね?」
と相方ちゃんに確認するように話しかけた。
私「いつも彼女がひとりでやってます」
そこはしっかりと言っておかなくては。
数日前に
「胃がずっと、痛いです」
と言っていたもの。
大変なのだ。
ところで。
なんでうちの店のケーキの予約が多いのか?
取り引き先が「お付き合い」で買ってくれるクリスマスケーキ。
そのほとんどが、うちの店で発注する。
おそらく市内の取り引き業者の大半はうちで注文してるんじゃないかな。
そのことを、相方ちゃんも私も初めて知った。
「よその店は二ケタの注文数なのに、うちは三ケタあります」
よその店もこのくらいの数量があると思い込んでいた。
相方ちゃん、大変なはずだ。
しかも、その補助をする私が使いものにならない。
レジに呼ばれるので、毎年「仕分け作業途中放棄」状態。
今日みたいに比較的手伝える時には、ミスしちゃうし。
ほんと、ごめんなさい。
さらに、今年は、例年の倍以上の個数のケーキが店頭販売。
店長が決めたんだけどね。
その店長、今日は休み。
そして、いつの間にか
忘れたサンドイッチの盛り合わせはなくなっていた。
きっと、ぷんぷんしながら、取りに来たんだろうなあ。