どうしても見たかった。
岡田君のファンでも(好きなほうだけど)ないのだが、
ロケ地が北九州だからだ。
相棒を観に行った時の図書館戦争の予告編で、
「わ、私の市立美術館で銃撃戦が!!」
絶対に見なくちゃ(笑)
お話は近未来ではなく、パラレルワールド。
そこはとある日本(パラレルワールドだから…笑)
本に対する規制の厳しい社会で、本が裁断されたり燃やされたりしている。
それに抵抗する団体が図書隊。
本だけど、本じゃないよね。
思想だったり差別だったり、隠したい歴史だったり。
何にでも置き換えられる。
恐ろしい世界だ。
観たかった理由のもうひとつ。
「華氏451」という洋画。
中学の時に観た。テレビの洋画劇場だったけど(笑)
それは近未来。本を規制して、まったく本のない世界。
そこでは、本はファイアーマンという人たちから焼き払われてしまう。
主人公はそんなファイアーマンのひとり。自分の仕事に疑問を持ち、
どうして人々がそんなに本に固執するのかわからず、
やがて、彼も本を求めて…。
森の中にブックピープルという人々が隠れて住んでいる。
彼らは、彼ら自身が本なのだ。
ひとりがひとつの本を暗記して「本」として生きる。
主人公も、ブックピープルになる。
そんな内容だった。
「図書館戦争」とカブってるのでは?
そう思ったからだ。
カブってた?
カブるというか、本に対する情熱は同じだった。
でも、冒頭でとある図書館が襲撃され、本が炎に包まれるところは「華氏451」を彷彿とさせた。
ちなみに、華氏451度は紙が自然発火する温度。
映画はラブストーリーでした。
主題は重いけど、それをエンターテイメントに描いてました。
原作は読んでないけど、原作もそんな?感じ?
ヒロインの成長というより、恋の行方的な感じだったから。
でも、それだからとても観やすかったんだけどね。
そして、
図書隊の本部が中央図書館だった。
建物のフォルムが変わってるから、屋内も。スロープやらなんやら屋内も撮影に使われていた。
市立美術館は、とある私設の図書館という設定。
私の大好きな場所。最近は行かないけど、ココロの落ち着ける場所。
美術館も有名な建築家(磯崎新…だっけ?)が作ったからとても変わった建物。
小高い山の上に建ってるから、美術館に入るのも長いエスカレーター。
(そこでも銃撃戦)
エントランスも広い。広くて天井が高い。
(そこでも土嚢を積んで、銃撃戦)
映画には出なかったけど、美術館には別館があって、そこの
アトリウムが素敵なのだ。
美術館はいつも閑散としていて、そこも私のお気に入りなところ。
市立美術館的には困るかも?しれないけど、
静かな美術館が大好き。
で、岡田君のアクションもキレがあり素敵で、相棒XDayに引き続き、田中圭もよかった。
でも何よりも、図書隊、隊長の橋本じゅんが一番かっこよかった。
と思いながら映画館をあとにしたのだった。