2003年中国。
監督ハー・ピン。
出演チャン・ウェン 中井貴一 ヴィッキー・チャオ ワン・シュエチー
私の大好きな中国もの。それも西域。
何気に見ていた。
すばらしい…。
のひとこと。
ほとんどが砂漠のシーンなのに、どこをとっても美しい。
中井貴一は遣唐使として中国(唐)に送られてきた日本人役で、早20数年唐に住んでいる。皇帝に帰国願いを出してはいるのだが、その武勇の腕を買われてなのか、それとも学問にも秀でた彼を手放したくないのか、あるいは所詮外国人だからいいように使われているのか、逆賊の討伐の任を負わされている。
要するに「朝廷の密使」であり「刺客」。
そしてこれが最後の任務、この任務を遂行できたなら帰国を許そうという段階にきている。
この中井貴一がかっこいい。
全編中国語なのでセリフは少ないんだけど、そこがまたよい。自分を出さない押さえた性格をかもし出している。
彼の独白は日本語。淡々と語る中井貴一の語り口もよい。
「亡国のイージス」の彼もこんな感じなのかな。
あれはクールなテロリスト役なんでしょ。見てないけど。
ちょっと気になったのは場面転換シーン。