地震!地震!
生まれて初めて、こんなに揺れに揺れたのは!
すぐさま、ちいさんと息子にメール。
ちいさんはこっちに住んでいないけど、一応連絡。
息子はバイト中で、
「コンビニの棚が崩壊、酒くさい」
と返事が。
息子のいる地域の方が激しかったようだ。震度5と6とでは大違い。
揺れた瞬間、私はパソコンの前座っていた。
??何?
というのが最初の印象。
「あー地震だ」
ここって地震が少ないから、この程度の認識なんよね。
で、そばにあった木製のでかいベンチの背を手で持って、あたりを見回した。
猫ジャングルの上に寝ていたよもぎがそそくさとどこかに隠れてしまった。
私はがたがた音がする食器棚とピアノを交互に見た。
ピアノ!
ピアノが倒れるような地震だったらそりゃ大変である。
食器棚、ピアノ、テレビ、ガラス窓…。
音がするものを順番に見ていた気がする。
(もう少し、もう少し)
もうしばらく我慢したら、揺れはおさまる。
もう少しの辛抱、落ち着け、落ち着け。
こんな気持ちだったろうか。
揺れが止まると、夜勤明けで寝ている夫の部屋へ。
なんと、寝ている!!
ご立派。
その時、飛行機の離陸する轟音が!
外へ出て、空港の方を見ると、飛行機はもう見えない。
揺れる寸前に飛び立ったようである。
(音の方が後から聞こえるし)
よかった、よかった。
それにしても、自分では慌てることもなく、冷静であったのだが、
いまだに心臓が静かに「ばくばく」している。
静かにばくばく。
変な表現だが、そんな感じ。
胸に何かがつかえてるみたいに。
私もしばらくそんなでしたよ〜〜。
息子は「死ぬかもしれん」と思ったって。
さっきやっと電話がつながって、連絡がありました。メールはできたんですが、電話は規制されてたみたいですね。
死ぬかもしれんというのは大げさですが、
地震ではなく、核兵器とか、北朝鮮とか、テポドンとか、そんなふうに一瞬思ったらしいです。